兵庫県の紅葉撮影スポットを探しているなら、まず訪れてほしいのが豊岡市にある安国寺です。本堂の窓越しに見る「額縁構図」のドウダンツツジは、一度見たら忘れられません。この記事では、実際に撮影してわかったきれいに撮るためのコツと、訪問前に知っておきたい実用情報をまとめます。
安国寺とは|期間限定で公開される紅葉の名所
安国寺は兵庫県北部、豊岡市にある臨済宗の寺院です。普段は静かな山寺ですが、初夏の新緑と秋の紅葉の時期だけ広間が一般公開されます。紅葉の公開は例年11月の平日のみで、土日祝は非公開です(年により変動)。この限られた期間にしか見られない特別感が、多くの写真愛好家を引きつけています。見頃のピークは例年11月15〜20日頃ですが、その年の気候で前後します。
ドウダンツツジの「額縁構図」が美しい

この広間に植えられているのは、樹齢160年を超える一本のドウダンツツジです。本堂のすぐ後ろが斜面のため、冬の雪の重みで横へ這うように伸びた独特の樹形をしています。秋に真っ赤に色づいた葉を本堂の窓枠を通して眺めると、まるで一枚の絵画のよう。主題の周囲を窓や樹木で囲んで視線を集めるこの構図を「額縁構図」と呼びます。
撮影の流れとマナー
安国寺は撮影者に優しいお寺です。本当にありがたいことに、混み合うシーズンでも全員がしっかり一枚を撮れるよう、順番制でこんな流れに案内してくれます。

一度に案内されるのは15人ほどで、みんな譲り合いながら撮っていました。なお、リフレクション用の漆塗りの床には絶対に乗ってはいけません。係の方が繰り返し注意しているので、マナーを守って撮影しましょう。順番待ちの間はメインの景色が見えないよう配慮されていて、「どうぞ」の声とともに額縁構図が目に飛び込んでくる瞬間は格別です。
ドウダンツツジの撮り方
使用レンズと設定
2か所の撮影ポイントは、それぞれ違った構図を撮影でき、必要な焦点距離も変わってきます。
レンズは24-70mmの標準ズームを使用。リフレクションは24mmで撮りましたが、ドウダンツツジの上部が切れてしまいました。そのうえ左右に別の植物が写り込んでしまったため、トリミングで整えています。木全体をすっきり収めたいなら、もう一段広い広角ズームがあると安心です。撮影は短時間で焦りがちなので、レンズ交換が必要な場合には本堂に上がってからの待ち時間に済ませておくとスムーズです。
紅葉リフレクションにCPLは使うべき?

結論:CPLフィルターを装着したまま撮影するのがおすすめです。
CPLフィルターは反射を調整できるため、リフレクションを残しつつ、紅葉の表面反射を抑えて色や質感を引き出せる場合があります。まずはフィルターを回転させながら、映り込みとのバランスが良い位置を探してみましょう。
※映り込みが物足りないと感じた場合は、CPLを外すことでリフレクションが大きく改善することもあります。現場では両方撮影しておき、後から比較して選ぶのがおすすめです。
ベストな時間帯は昼頃

ドウダンツツジは本堂の西側にあり、すぐ後ろは山で本堂もそばに建っています。そのため太陽が低い早朝や夕方は陰になりやすく、しっかり光が回るのは太陽が高くなる昼前後。11時ごろは葉に十分光が当たっていました。
使用機材
リフレクション撮影位置からドウダンツツジの全体を写すなら、もう少し広いレンズがあった方がいいです。各機材の詳しい使用感は、風景写真で使っている機材まとめで紹介しています。
まとめ|兵庫の紅葉ならまず訪れたい一カ所
安国寺のドウダンツツジは、兵庫県北部の数ある紅葉スポットの中でも特に印象に残る一カ所です。限られた公開期間、順番待ちの演出、そして額縁構図と、すべてが感動を高めてくれます。紅葉のピークは年によって動くので、訪問前に色づき状況と公開期間をチェックしてから出かけてください。
安国寺の見頃・拝観時間・アクセス
兵庫県豊岡市但東町(安国寺)
紅葉は例年11月の平日のみ・土日祝休 8:00〜17:00(受付16:30まで) 拝観料500円(中学生以下無料)
例年11月15〜20日頃(その年の気候で前後)
※本記事の実用情報は執筆時点の目安です。料金・公開期間・公開日・アクセスは変更される場合があるため、お出かけ前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
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