鳥取の絶景といえば東の砂丘と西の大山が有名ですが、その二つにも劣らない浦富海岸はご存知でしょうか?
山陰に住んでいると何度か聞く機会もあったものの、いうて日本海だろうと食指は動きませんでしたが――結論から言うとめちゃくちゃ感動しました。浦富海岸いい。めっちゃいい。
浦富海岸とは
鳥取県岩美町に広がる全長約15kmの海岸線の総称で、山陰海岸ジオパークの一部にも指定されています。透明度の高いエメラルドグリーンの海と、長い歳月をかけて削られた奇岩や洞門、白砂の海岸線が織りなす風景はまさに自然の芸術。海沿いには遊歩道や展望台が数多く設置されていて、鴨ヶ磯や城原海岸、西脇海岸(現在は立ち入り禁止)など、それぞれに表情の異なるスポットが点在しています。
というわけで絶景をご堪能ください
鴨ヶ磯


海岸沿いに走る道路脇の展望台からみた鴨ヶ磯がトップ画像です。そこから下の海岸線まで長い階段を降りていくと――見てくださいこの透明度!足元の海がどこまでも透けていて、一瞬、沖縄の離島にでも来たのかと錯覚するほど。遊歩道沿いに小鴨ヶ磯、大鴨ヶ磯、城原海岸と歩けるみたいですが、災害の影響かこの日は通行止めになっていました。
城原海岸

こちらは道路脇の展望台から。海岸線につながるように並ぶ小島は菜種五島と呼ばれ、かつては菜種油の栽培地だったようです。
この場所からは、日本海に沈む夕陽と菜種五島を重ねた夕景も楽しめるそうです。
実際に使った機材と設定
CPL使用/現行モデルはV7
手持ちで、絞り優先(Aモード)F8で撮影しました。日中は光量があるので手持ちでも十分にシャープで、F8まで絞れば隅々までかっちり写ります。あわせてPLフィルターも使用しています。
撮影のコツ
太陽がギラギラする日中は普段あまり撮らないんですが、浦富海岸はむしろ昼が狙い目。日が高いほど海の色が抜けて、エメラルドグリーンの透明感がしっかり出ます。海の色を主役にするなら正午前後がおすすめです。
さらに透明感を引き出したいなら、PLフィルターも効果的です。
PL(偏光)フィルターとは、水面やガラスなどの表面反射を抑えるフィルターのこと。海ではギラつきが取れて、エメラルドグリーンの色と透明感がぐっと際立ちます。空を濃くしたり紅葉を鮮やかにする効果もあり、風景撮影では一枚持っておきたいアイテムです。
鴨ヶ磯が浦富海岸のハイライト。道路脇の展望台からの俯瞰と、階段を降りて遊歩道を歩きながらの間近、両方撮れるのが魅力。俯瞰で海のグラデーション、降りて透明度のアップ――と使い分けると一か所で二度おいしいです。
海の透明度なら日中の鴨ヶ磯、夕景なら菜種五島と夕陽が重なる城原海岸という具合に、狙い所で撮影時間帯を分けるのもいいですね。
アクセス・実用情報
鳥取県岩美郡岩美町(浦富海岸/鴨ヶ磯・城原海岸)
JR山陰本線「岩美駅」から車で約10分/鳥取市街から国道9号で約40分
夏(海の透明度が最も高い) 撮影は正午前後が狙い目
※本記事の実用情報は執筆時点のもので、目安として掲載しています。アクセスや駐車場などは変更される場合があるため、お出かけ前に最新情報をご確認ください。
まとめ
今回めぐったのは鴨ヶ磯と城原海岸が中心ですが、浦富海岸はとにかく広い。ほかにも千貫松島や西脇海岸(※崩落の影響で現在は立ち入り禁止)など、名所がまだまだ点在しています。正直まだ回りきれていないので、次はもっと足をのばしてみたいところ。山陰へ来るなら、ぜひカメラ片手に立ち寄ってみてください。
中国地方のほかの絶景撮影スポットは、こちらのまとめで紹介しています。

