豊かな自然が残されており島の面積の2割がユネスコの世界自然遺産に登録されている屋久島。海岸線以外全て山地となっており、海から2000m級の山が直接生えているように見える様は洋上のアルプスと呼ばれています。
今回は2泊3日で屋久島三岳(宮ノ浦岳・永田岳・黒味岳)を縦走して、縄文杉〜ウィルソン株〜白谷雲水峡を歩くよくばりなプランの予定でしたが。。
屋久島雨多すぎ
以前から屋久島に行ってみたいと機会を伺っていたんですが、ひと月で35日雨がふると言われるほど雨の多い土地なのでなかなか天候にめぐまれませんでした。
実は去年の秋に一度屋久島上陸は果たしたものの大荒れの天気となり、このままだと最悪島から出られなくなるということで昼ごはん食べてすぐに逃げ帰ったことがありました。。
今回は3日目に雨が降りそうだけど1,2日目はなんとかもちそうな予報。
屋久島へのアクセス
屋久島へは高速船やフェリーのほか、飛行機でも上陸できます。
今回はできるだけ料金抑えつつ早い時間に上陸したかったので、鹿児島の港までマイカー→高速船を利用しました。
淀川登山口から入山
淀川登山口へはバスまたはタクシーが利用できます。バスの場合は朝一の高速船で島に到着したとしても登山口到着が15時ごろとなり予定スケジュールでの山行は不可能となります。少々値は張りますが、今回はタクシーを利用しました。
40分くらい歩くと淀川小屋が見えました。バスでのアクセスの場合はここで一泊して翌朝から本格的に登山をスタートするのが一般的なようです。
小屋の近くを流れる川がとんでもない透明度でした。
森の中を進み標高を上げていきます。
少しルートを外れて展望台へ。これぞ屋久島という景色に出会えました。
ここでゆっくりコーヒーでも飲みたいとこですが、時間もないので先を急ぎます。
豆腐のようにスパッと切れた岩。トーフ岩と呼ばれているらしい。
日本最南端の高層湿原 花之江河。休憩によさそうですね。
花之江河を過ぎるといよいよ本格的な登山エリアに入っていきます。
三岳縦走 黒味岳
まずは黒味岳を目指します。縦走路からの分岐にザックをデポして、ロープなどのある急登を進んでいきます。
一気に高度をあげると、天空の稜線歩きが待っていました。見晴らしがよくて最高です。
山頂はこの岩の上です。分岐からここまで30分くらいでした。
登頂!左奥の山が宮ノ浦岳でしょうか。山頂はガスに包まれてそうですね。
三岳縦走 宮ノ浦岳
黒味岳を過ぎると背の高い樹木はなくなり、次第に笹と巨岩の織りなす風景に変わってきます。
この辺り鹿のフンがすごかったのが一番記憶に残ってます。
ガスでなにもみえない。
通称ロボ岩。言われてみれば。。
これを過ぎると宮之浦岳まであと少しのはずです。
これまでメインルートはピークを巻いて来ていたところ、いよいよ登山道がピークを目指しだしました。これが宮ノ浦岳だと思うじゃないですか。。栗生岳でした。。
栗生岳より、振り替えって左から翁岳、安房岳、投石岳かな?
今度こそ宮之浦岳のはず。
ふらふらになりながら宮ノ浦岳登頂です。急いでいたこともあり、行動食の摂取を疎かにしてしまったためのシャリバテかなと。反省しつつしっかりと食事と休憩を取りました。
もう既にやりきった感でいっぱいですが、まだ終われません。今日の宿はあれ、
西側にそびえる永田岳を越えた先の鹿之沢小屋なんですよね。見るからに急登だしなんかギザギザしてるし。
三岳縦走 永田岳
体力の回復をまって永田岳を目指します。 宮ノ浦岳から5分くらいのところにある分岐を永田岳方面へ。
メインの登山道から外れると、登山道が陥没していて腰の高さの段差があったりと一気に道が悪くなるので注意が必要です。
シカ!糞は道にめっちゃ落ちてたんですが、ようやく出会えました。
一度がっつり高度を下げたところで、ここからあれに登り返すんですね。。もうほんと壁に見えました。
ようやく着きました。もう日没間近。見返して写真を全く撮っていなかったところに余裕のなさが伺えます。
振り返って宮ノ浦岳。周囲を高い山に囲まれているため、夕陽に染まる感じにはならないみたいですね。
西側に目をやると、雲海に沈む夕日が美しい。
永田岳付近のヤクシマシャクナゲの群生地です。花の時期は少し外してますが、空がいい具合に焼けていてお気に入りの一枚になりました。
戯れる猿を見たり。
ローソク岩を見たりしながら、真っ暗な中鹿之沢小屋にたどり着きました。この辺りも陥没によりかなりの段差があるので要注意です。
明日は5時過ぎに永田岳山頂でご来光を撮影予定なので。。3時起き。。かな。。
おやすみなさい。
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