2017年6月に四国の剣山・石鎚山に登ってきました。絶景の縦走路や修験道の鎖場など、見どころたくさんの四国の山の様子をお届けします。
1日目に登った剣山は、西日本で2番目に高い標高1955mでありながら、山頂まで2時間(リフトを使用すれば30分)ほどの道のりの比較的登りやすい山でした。それでいて連なる四国山地の絶景を見ることができるので、登山初心者や写真目的の方にもおすすめです。
剣山アクセス悪すぎ問題
香川県から国道438号線を使って車で行きましたが、結構な道でした。後半は急勾配、急カーブ、離合困難の連続で対向車が来ないことを祈るのみでした。
コースタイム
目安としては、山頂まで登り2時間 下り1時間程度で、次郎笈縦走を加えるとプラス1時間というところでしょうか。
見ノ越駐車場10:20 → 剣山リフト西島駅10:58 → 大剣神社11:35 → 次郎笈12:11(休憩30分) → 剣山頂上ヒュッテ13:33(休憩90分) → 刀掛けの松15:25 → 見ノ越駐車場15:50
見ノ越駐車場〜大剣神社
あまりにサクッと登りすぎて写真が残っていませんでした。
見ノ越駐車場に隣接してリフト乗り場があります。往復1900円で山頂まで30分ほどの1750mまで連れて行ってくれます。リフト乗り場には水場もあるので、登山の方はここで汲んでいくのがよいかと。
駐車場横にある剣神社が登山口のスタートになっています。鳥居をくぐり神社の横を抜けると、このような勾配緩めの歩きやすい登山道が続きます。
リフトの西島駅付近からの眺め。既に結構登ってきた感がありますね。
山頂方面に目をやると剣山頂上ヒュッテが見えます。山頂までは後少しですが、ここで寄り道しました。
大剣神社です。高さ50mもある天を突く剣のような大岩が御神体で、これが剣山の名前の由来になったとか(諸説あるみたいです)。地図には名水百選剣山御神水の水場マークが書かれていたのですが見つけられませんでした。。
四国山地 絶景の縦走路
大剣神社を後にしてしばらく進むと、剣山〜次郎笈の稜線が見えてきます。ここから見る次郎笈の姿が素晴らしい。変わった名前の山ですが、別名 太郎笈と呼ばれる剣山に対しての次郎笈なんだとか。
振り返って剣山。笹に覆われた気持ちのいい縦走路ですね。空や雲と相まってこちらも絶景です。
少し進んでは次郎笈を撮り、振り返って剣山を撮り。。なかなか前に進めません。
次郎笈山頂からは四国山地の山々が一望できます。中央奥の雲がかかっているのが三嶺でしょうか。剣山〜三嶺の絶景の縦走路をいつか歩こうと心に決めました。
剣山山頂
稜線を歩いていよいよ剣山へ向かいます。
山頂付近から振り返って次郎笈。
山頂に到着しました。剣山の山頂部分は植生保護のため木道が設置されていて、なだらかで広く、山頂ヒュッテあり、広いデッキあり、きれいなトイレに社もありと快適で山の上だということを忘れそうです。宿泊しながらの撮影が捗りそうですね。
雲の上で食べるカップラーメンがまあうまい!汗をかくとカレーが食べたくなるんですよね。
次郎笈への縦走路上は風の通り道になっていて、谷から上がってきた空気が冷やされて次々に雲が生成されていきます。短時間で目まぐるしく変わる景色を眺めながら、ゆっくりとコーヒーをいただきました。
下山
あまりに居心地がよくて随分ゆっくりしてしまいました。名残惜しいですが下山を開始します。
刀掛けの松。一の森方面への分岐点になるようです。
下りもサクッと1時間ほどでした。
おまけ 奥祖谷の二重かずら橋
明日は石鎚山登山を予定しているため、麓の西条市まで移動します。
酷道として名高い439(ヨサク)を西へ向かう途中、名所があったので立ち寄ってみました。
その昔、平家の落人が架けたとされる橋で、追ってを防ぐために切り落としやすいシラクチカズラを編んで作られています。
人が通るとめちゃくちゃ揺れます。
足元は踏み外しそうなほど隙間が空いていて、40m下の河原がよく見えます。高度感も感じるので高所恐怖症のかたにはおすすめできない場所です。
河原に降りることもできました。手前が女橋、奥が男橋で二重かずら橋と呼ばれているようです。
この後は、吉野川沿いにある攻めた立地のモンベルに立ち寄ったりしながら、西条市へ向かいました。
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