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初登山!鳥取県の名峰、大山(伯耆大山)に登ってきました

鳥取県の大山(1710m)に登ってきました。初登山です。

関東では大山というと神奈川県の大山(おおやま)を指すことが一般的なようで、区別するために伯耆大山と呼ばれます。

眺めて好し、登って好しの大山登山の様子をお伝えします。

目次

アクセスがとてもよい

大山は牧場やフィールドアスレチック、カフェに温泉など観光地化されていて、非常にアクセスが良いのが特徴です。

マイカーでの夏山登山道へのアクセスは南光河原駐車場(積雪期以外無料)の利用が便利です。米子市街から30分程度、米子道溝口ICからなら15分で到着します。また、1日5便程度米子駅からバスもでています。

コースタイム

大山には主要な登山道が2本あります。

  • 夏山登山道(初心者向け) 参考コースタイム:往復6時間
  • ユートピアルート(中・上級者向け) 参考コースタイム:往復6時間

今回は初心者向けの夏山登山道で弥山(1709m)に登りました。

南光河原駐車場(11:28)〜夏山登山口(11:31)〜六号目避難小屋(12:33)〜山頂(13:58)[休憩30分]〜行者別れ(15:40)〜大神山神社(16:27)〜南光河原駐車場(16:46)

南光河原駐車場〜五合目

登山口に到着すると駐車場横からすぐにこんな景色が見えます。

テンションが一気に上がりますが、同時にあれに登れるのか…という不安もよぎります。

全体を通してほぼ階段状に整備された道を進みます。傾斜は登山口入ってすぐはこれくらいですが。。

二合目あたり。新緑のブナの森を抜けていきます。今日は天気も良く本当に気持ちのいい山歩きができそうです。

などと考えている余裕がこの頃はありました。

三合目あたり。足の置き場を迷うくらい階段の幅が小さくなってきました。

夏山登山道はトップ画像の右側の尾根を登っていくので、見ての通り上り一辺倒で次第に斜度がきつくなっていきます。

四〜五合目。このあたりが一番きつかったですね。とにかく無心で登りました。

この辺りまで来ると次第に樹木が低くなり、空が開けてきました。

振り返ればこの景色。そう大山は海を見ながら登れる山なんです。挫けそうだった心が少し持ち直しました。

六号目〜頂上

大山夏山登山道の六号目には避難小屋があり、多くの人が周辺で休憩をとっています。

ここから先は森林限界となり、大山の荒々しい北壁が姿を現します。絶景ですね!

白く見えるのは雪…ではなく山体から崩れていった砂礫です。悲しいことに大山は崩落し続けている山で、登山中も度々北壁を落石が転がる音が聞こえてきます。

北側に目をやるとこの景色。弓ヶ浜半島という名前の由来となった地形が一望できます。その左手に広がる市街地は山陰の大都会・米子市ですね。

六号目から先はこのように遮るものが一切なくなり、直射日光と強風に晒されます。

とんでもない斜度を九十九折りで登っていきます。既に足の疲労が限界を迎えていて、三歩進んで五秒休むペースでゆっくりと。。

少し登っては立ち止まって撮影。そうなるとまあ、同じ画像が量産されるわけです。あとでPCに取り込んだときに驚きました。

一眼を持ってると疲れて立ち止まっているんじゃなくて写真撮影ですというフリができるのはいいですね。

頂上台地〜山頂

八号目を過ぎたあたりで頂上台地に辿り着きます。植生保護のため敷設された緩やかな木道の上を進みます。ここまでくると絶景を堪能しながらのんびりと進めるご褒美タイムですね。

そんなこんなでやっと辿り着いた山頂です。ここまで2時間半くらいでした。

360度の絶景に興奮しつつ、体力も限界なのでとりあえずお昼タイム!山頂で食べるカップラーメンはなんでこんなにおいしいんでしょうね。ガスバーナー買ってよかった。。

さて、おなかも落ち着いたことなので絶景を堪能しましょう。

北側には頂上避難小屋ごしの日本海と弓ヶ浜半島が見渡せます。

こちらの避難小屋は収容人数50人と無人の山小屋としてはかなり大規模なもので、日中は売店営業もあります。いつかここに泊まって夕日や朝日の時間の撮影もしてみたいものです。

南側には中国山地。聞いた話だと天気によっては遠く四国の石鎚山も見えるそうです。

大山の山頂はここ弥山ですが、実は大山にはもう少し高いピークがあるんです。

それがこちら、西側にそびえる最高峰の剣ヶ峰(1729m)です。以前は剣ヶ峰含めトップ画像の稜線すべて縦走可能だったようですが、山体の崩落が進んだ現在では縦走路は立ち入り禁止となっています。

行者ルートで下山

名残惜しいですが下山をはじめます。下りはついスピードが出そうになりますが、転がったら止まらなそうなので慎重に。。

登りとは少しルートを変えて、五号目と六号目の間にある行者別れから行者ルートを進みます。こちらも急な階段の道でした。

元谷まで下ると景色が開けて大山の北壁が目の前にドーンと!圧巻の風景ですね。こちらのルートもおすすめです。

この先はまた樹林帯の中をゆっくりと下っていき、大神山神社の裏手に到着したところでゴールです。

まとめ

周辺施設で遊んだことは何度もありながら登ったのは初めてだった大山。アルプスを思わせるような圧巻の景色が堪能できました。地元にこんなに素晴らしい山があることにただただ感謝です。

しかしながら、崩れゆく大山を目の当たりにして後世までこの山を残すためにどうすればいいのかと考えさせられる山行でした。

登山レベルとしては、滑落や道迷いなど危険な場所はほとんどなく登山者も非常に多いため、初心者にも登りやすい山だと思います。一方で標高差は1000m弱あり体力的にはハードでした。普段まともに運動をしてなかったので翌日から数日間ひどい筋肉痛に襲われました。

大山、おすすめです!

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この記事を書いた人

SONY α とともに日本各地を旅しています

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