MENU

【屋久島三岳縦走】2日目 永田岳からのご来光~雨の中の下山

屋久島縦走2日目です。2泊3日の縦走の中日の予定でしたが、悪天により大幅な予定変更を余儀なくされました。

あわせて読みたい
【屋久島三岳縦走】 1日目 淀川登山口〜三岳縦走 豊かな自然が残されており島の面積の2割がユネスコの世界自然遺産に登録されている屋久島。海岸線以外全て山地となっており、海から2000m級の山が直接生えているように...
目次

永田岳から望むご来光と宮之浦岳

3時に起床しそそくさと準備を済ませて、真っ暗な登山道を永田岳目指して登ります。

ここも大きな段差やロープが有り楽な道とは言えないので注意が必要です。

既に空がオレンジに染まってきていますね。

ご来光の撮影をする場合、日の出の時刻に合わせて行動すると、太陽が顔を出す直前のおいしい時間(ブルーアワー)を撮り逃してしまします。

わかっているのにいつもギリギリになるやつ。。

永田岳山頂に到着し、昨日のうちにロケハンしておいたご来光撮影場所に向かいます。

既に日の出の時刻は過ぎているのですが、上空には薄く雲がかかり下界は分厚い雲海に覆われています。なんとかこの隙間から太陽が顔を覗かせてくれることを祈りつつ待ちます。

時間にしてほんの5分くらいでしょうか。雲間から太陽が顔を出します。

美しい。。心が震えるような感動を覚えました。ここまでの道のりが険しかったからこそ、より一層感動を強めてくれているのかもしれません。

そして、自分で撮影した写真を見るたびにそのときの感動が何度でも甦ります。

これだから山と写真はやめられない。

宮ノ浦岳へ

今日の目的地は高塚小屋。昨日とは打って変わってコースタイム6時間ほどの道のりなので余裕があります。山頂でラーメンを食べたり仮眠をとったりしました。ご来光待ちをすると太陽の暖かさが本当に身に染みますね。

永田岳の雄姿を写真に収めるために再び宮ノ浦岳へ。移動中もガスが湧いたり晴れたりを繰り返しています。

ガスの切れ目でなんとか撮影できました。やっぱり永田岳はかっこいい。奥にはうっすらと口永良部島が見えていますね。

それにしても雲行きがあやしい。早めに移動した方がいいかな?

坊主岩

このあたりから本格的に土砂降りになってきました。なんとか新高塚小屋まで逃げ込みます。

ここで選択に迫られました。

・雨は明日も止む気配はない

・水かさが増すと白谷雲水峡は通行止めになる可能性がある

・今から急げば荒川登山口からの下山が可能

・白谷雲水峡経由での今日中の下山は不可能

白谷雲水峡を諦めて荒川登山口からの下山を決めました。

縄文杉

屋久島トレッキングのハイライトのひとつですね。写真はかなり補正していますが、現地では豪雨と霧でほとんど何も見えませんでした。。ここに縄文杉が立っているらしいとされる場所を撮影して、すぐにその場を後にしました。

ウィルソン株

大正時代にこの森の調査をした植物学者のウィルソン博士が雨宿りに使ったことから名前がついたんだとか。

400年ほど前に切り倒された巨木の切り株が今もなお朽ちずに残っていることに驚きます。

中は空洞になっていて人が数人入れる広さでした。見上げると、、

この形に撮影できる角度を探して切り株の中を彷徨いました。恋愛運アップ?のパワースポットらしいです。

この先はずっとトロッコ道を歩いて荒川登山口へ。なんとかバスに間に合い、無事下山完了しました。

まとめ

ずっと行ってみたかった屋久島三岳の縦走が叶い山行としては大満足の結果になりました。スケジュール的にはかなり無理があったので、同様のルートを取られる場合は淀川小屋の利用か屋久島の宿で前泊して早朝にタクシーで入山するのがいいと思います。

白谷雲水峡〜縄文杉は残念な結果に終わったので、沿岸部の観光と合わせて改めて訪問したいと思います。

とはいっても、どうせまた宮之浦岳に登るんだろうな。。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

SONY α とともに日本各地を旅しています

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次